【アップデート】Amazon RDS for SQL ServerでAlways On Availability Groupsをサポートしました

【アップデート】Amazon RDS for SQL ServerでAlways On Availability Groupsをサポートしました

Clock Icon2018.11.25

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はじめに

中山(順)です

少々前のアップデートですが、Amazon RDS for SQL ServerでAlways On Availability Groupsがサポートされるようになりました。

Amazon RDS for SQL Server が Always On 可用性グループをサポート

従来はミラーリングの機能を利用してMulti-AZ配置が実現されていました。 このアップデートを以て、"Enterprise Edition"およびこのアップデート時点の最新マイナーバージョン (13.00.5216.0 or later) であれば、Always on Availability Groupsを利用できるようになりました。 また、現時点ではSQL Server 2016でのみAlways on Availability Groupsがサポートされています(2017は現時点では未サポート)。

詳細は以下のドキュメントをご確認ください(アップデート直後は英語版のドキュメントを確認しましょう)。

Multi-AZ Deployments for Microsoft SQL Server

やってみた

今回は実際にクラスターを作成してコンソールでの表示の違いを確認してみました。

作成時の手順は従来と変わりません。 Multi-AZ配置かどうかを選択するだけです。 明示的に"Always on"か"Mirroring"かを指定するわけではありません。 エディションおよびバージョンが条件を満たせば、Always On Availability Groupsとしてプロビジョニングされます。

実際にプロビジョニングした結果がこちらです。 このように、マルチAZの列に"(Always on)"か"(Mirroring)"のようにどちらでプロビジョニングされたかが表示されます。

実際にフェールオーバーさせてみました。 手動でのフェールオーバーは再起動の画面から実行できます。

プロビジョニング直後で負荷をかけてない状態でしたので、1分程度でフェールオーバーが完了しました。 実際にテストする際には相応の負荷をかけて確認しましょう。

移行手順

既存のインスタンスを移行する際には、一旦Single-AZに変更してからMulti-AZに改めて変更する必要があるようです。

詳細はドキュメントをご確認ください。

Migrating from Mirroring to Always On

まとめ

これまでAlways onを利用するためにはEC2を利用する必要がありました。

SQL Server on the AWS Cloud: Quick Start Reference Deployment

今回のアップデートでお手軽にAlways onが利用できるようになりました。 フェールオーバーの時間を短縮したい場合などには、一度検証してみてはいかがでしょうか?

現場からは以上です。

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